趣味の定番とも言える熱帯魚の飼育と近年注目を集めてきているアクアリウムをこれから始めたい方に必要となるノウハウをお伝えします。
ドワーフシクリッド コンピレーション
アピストグラマ、その飼育とコレクションの注意点
『アピストの楽しみ、飼育と繁殖』
アピストは一部の種類を除けば、水質や水温など飼育条件に対して比較的幅広い適応力を持っています。また、同種や多種との混泳も可能ですし、繁殖も難しくなり種類が多いです。混泳を楽しむ場合には、60cm水槽に水草用の砂を敷き(pHが酸性に傾くタイプがよい)流木や水草でレイアウトコレクションした数種類のアピストを煎れます。カラシンやコリドラスなどと混泳させるのがいいでしょう。
水換えはpHショックを避けるため1/3程度にとどめ、週に1〜2回行います。水温は30℃以上になるとエロモナス病にかかりやすくなるため25〜28℃くらいで飼育するのがよいでしょう。餌は人工飼料を好まない種が多く、冷凍アカムシを適度に毎日与えます。水槽内でアピスト同士が激しくケンカをする場合には、水槽や流木の構成を変えたり増やしたりしてシェルターを作り回避させます。ダメージが大きい魚は水槽内から隔離する方が賢明です。
混泳水槽内でペアができた場合は他魚を威嚇し殺すこともあるため、30〜45cmぐらいのペア用水槽を用意しペアを隔離します。仮に混泳水槽内で産卵してもうまくいくことは極めて少なく、繁殖を試みるのであればペア用水槽を準備すべきです。
アピストの仲間は「ケーブスポウナー」という産卵携帯を取り、流木や岩、枯葉などの硬質な物体の裏側に逆さまになって卵を産みつけて行く性質があります。したがって、産卵用(ペア用)水槽には必ず流木を組み合わせた下に隙間を空けてやることが必要です。また、市販の素焼きなどで造られたものや植木鉢を割った人工物にもよく産卵をします。水草にはほとんど産卵しませんが、アピストを落ち着かせる目的と水質浄化のために上部なアマゾンソードなどを植え込むとよいでしょう。底床には水草用のソイル系がpHを下げる硬貨があることと砂を掘って産卵する種がいることから選ぶに望ましいです。濾過器に関しては簡易的なスポンジフィルターや外掛式、外部式などで十分です。強い水流は好まないため流量のあるものじゃ避けることも大切です。
産卵用水槽に成熟したアピストのペアを煎れると数日でメスの個体の体色が黄色くなり、オスの個体も美しい婚姻色を呈してきます。